MacPaint
MacPaint(まっくぺいんと)とはアップル インコーポレイテッド|アップルコンピュータ社のMacintoshコンピュータ用のペイントツール|ペイントソフト。QuickDrawやHyperCardの作者ビル・アトキンソンが最初のバージョンを制作し、初期のMacintosh(1984)にMacWrite、MacDrawと共に標準添付された。MacPaintはQuickDrawを使って動いているので、当時アトキンソンはOS側の機能とアプリケーションを同時開発していたことになる。このソフトの前身はLisaで動作していたLisaSketchで、MacPaint自体もβ版の時点ではMacSketchと呼ばれていた。Macintoshよりも先にAltoやVisiOn,またApple社自身のLisa (コンピュータ)|Lisaなどグラフィカルユーザーインターフェース|GUIのシステムが既に存在していたが、当時はまだ一般のプログラマやユーザにはGUIを用いたソフトウエアとはどういうものかよく知られていなかった。そこで、ソフトウエアの見本という意味も込めてビル・アトキンソンはMacPaintを制作した。そしてこのソフトは、その後のペイント系ソフトの原型となったのみならず、グラフィックソフト以外でも、MacintoshやMicrosoft Windows|Windowsの多くのアプリケーションのお手本となった。MacPaintは、後にClaris社に開発と販売が移管されたが、2005年現在販売はされていない。
MacPaint / エピソード / 関連項目
ドナルド・クヌースはこのソフトウェアを「プログラムの歴史上、最も素晴らしい作品」と評し、そのソースコードの閲覧を求めた。紆余曲折を経て、Computer History Museumに寄贈された。アトキンソンが制作したMacPaint 1.0 はたいへん素晴らしいソフトではあるが、Appleのインターフェースガイドラインを最初に無視したソフトウェアでもある。...