バージョンによる変遷
■Ver.1.x はNIFTY-Serve(現@nifty)やPC-VAN(現Biglobe)等のパソコン通信のシェアウェア・ライブラリから入手できたが、当時は国内でのサポートが無いことや、海外に送金する必要があることがネックとなり、レジストせず最小限の機能だけで使用しているユーザが多かった。■Ver.2 は、当時メッツが発売していたベクター系の低価格グラフィックツールG.CREWなどの同梱ソフトとして英語版を入手可能だった。この頃はフォトレタッチやトリミング作業に機能が絞られていた。また、当時としては対応ファイル形式が多く、ファイル形式の一括変換機能を持っていたソフトということで、本格的な画像作成やフォトレタッチなどは他社ソフト、簡単なトリミング作業やビューワーに Paint Shop Pro という使い分けをするユーザーもいた。■Ver.3 では待望のペイント機能を追加、日本語版も単独パッケージとしてメッツより発売された。その後、Ver.5でレイヤー機能の追加、Ver.6 でベクターグラフィックスへの対応が行われた。これらのバージョンアップにより軽快さは少々損なわれたものの、より総合的な画像作成・レタッチツールへと進化。当時の同カテゴリにあったソフトと比べ、軽快かつシンプルな操作性と、低価格ながら必要十分な機能を備えた完成度の高いソフトウェアであったといえる。■Ver.7 からVer.8 にバージョンアップする際、より高度な機能を搭載する為に大幅にコードが書き換えられた。
そのためver.8 は操作性などが大幅に変化したり、動作が重くなってしまった。■Ver.9 では機能の追加とともにコードが洗練され、8より重さを感じなくなった。■Ver.X(10) は後述するCorelに買収後初のVer.ということで、ラーニングセンターやブラウザ、メイクオーバーツール、スマート修正のような大きな機能追加が行われた。また、Photo Album 6 standardがバンドルされ、Animation Shopが省かれた。■Ver.XI(11)では新OS Windows Vista対応が計られ、それまでとは方向性の違う各種機能を搭載したこともあり、動作がX(10)よりも重くなっている。また、名前に"PHOTO"が加わり、パッケージ名がこのVer以降「Corel Paint Shop Pro PHOTO 」となった。大きな機能の違いとしてはトーンカーブ・レベルのエンジン向上 オーガナイザーの搭載(ブラウザ機能の後継。エンジンはSnapfire。ドラッグドロップで写真の読込、合成が可能。動画からの静止画保存機能も有る。編集を主に行う人や、枚数をそれほど所有していない人にとってははとても便利であるが、バックグラウンドで自動的にサムネイル作成するため、画像ファイルを大量に管理している場合などはCPU使用率が常に100%となり、肝心のグラフィック機能が使用に耐えないほど重くなってしまうこともある。)、カラーチェンジャー等である。
※■Ver.X2(12)では、XIに対する機能追加・強化を中心に、作業の効率化を図るための機能が増えた。エクスプレスラボ(フォルダ内写真のシームレスな加工作業の実現)(HDR(ハイダイナミックレンジ合成|ハイダイナミックレンジ))合成、グレー調のグラファイトテーマ(ユーザインタフェースの色。元来の白調に戻す事も可能。)、レイヤースタイル、トリミングの向上、RAW対応の強化、オーガナイザの強化※新OS(Windows Vista)への対応では、ここ数年にないユーザのハード面・ソフト面での大幅な環境変化があり、実際に新OSが普及するころにはそれらも安定し、重い・軽い議論はまた変わってくることであるが、ここで記述しているのはソフト発売時での評価である。グラフィックスイートとして必要十分な機能をそろえながら、軽快さを保っていたバージョン6,7は未だに非常に評価が高く、再販やver.6〜7からの派生的バージョンアップ(バグフィックスや最新OSやマルチコアCPU対応等がされたもの)を求める声もあるが、旧計算方式だとマルチコアは無理との意見も出ている。
また、販売会社が変わり(個人情報保護法等の理由により)旧販売代理店であったP&Aからユーザー登録が移行されていないらしく、その声がコーレルに届いているかは定かではない。(そのため、バージョンアップなどであれば再度ユーザー登録をし直さなければいけない事態が生じている。)Ver.8以降、バージョンアップの周期が短くなりほぼ毎年に行われるようになる。
バージョンアップの周期が短くなった影響か、バグが複数Ver.にわたり放置される事態も起こっていた。(インストーラのレジストリ設定の不備によってエクスプローラからのファイルオープンができないという、単純で致命的なバグが数バージョンに渡り放置されていた。)新しいOSや一眼レフカメラの環境などに対応していくには新バージョンを手に入れなければならない必要性や、サポート期間の縛り(無償は新Ver.を含めた3Ver. 有償は4Ver.)等もあり、旧来のファンの中にはVer.7以前と8以降を両方インストールし、用途によって使い分けている者も少なくない。
廉価版
2001年ごろ、Paint Shop Pro Liteという製品がコンビニエンスストアで販売されていた。これは、Ver.5相当の製品で、当時主力製品となっていたVer.7の廉価版と言う位置付けであった。2004年12月10日、Ver.9が販売されていた頃、メディアカイトより新撰2980シリーズとして、Ver.7 に音楽管理ソフトとピクチャーチューブなどの素材を加えて、「新撰2980 Paint Shop Pro 7J」というパッケージが2,980円という非常に衝撃的な価格で発売された(現在は販売終了している)。
このパッケージの発売で、Ver.9を購入するより、メディアカイト版Ver.7とVer.9アップグレード版を購入した方が安いという奇妙な逆転現象が発生した。また、2006年7月21日、Corel Paint Shop Pro Photo XI が販売されていた頃、ソースネクストよりPaint Shop Pro 9 の本体のみを改題した「Paint Shop Pro パーソナル」が1,980円という価格で発売された。(現在は販売終了している)
この時も Ver. XIを購入するより、ソースネクスト版Paint Shop Pro パーソナルとVer. XI アップグレード版を購入した方が安いという逆転現象が発生した。
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:PaintShop買収後に新たに買収したユーリードシステムズの持っていた写真加工ソフト。DVD MovieWriterやVideoStudioと連携してメニュー画面などを作成できたり、カレンダー、フォトコミックウィザードがあるなど、PaintShopよりも作品を作るという観点で秀でているソフトである。 RAWへの対応がVer.8から行われている。Ver.X...