官製はがき(公社製はがき)と私製はがき
郵便制度が存在する国では、郵便事業は通常、国家事業であるか公社的事業であり、民営企業が郵便事業を請け負う場合も、公社的性格を持つ。国家または公社/公社に準ずる事業体が発行する郵便はがきと、民間の印刷業者などが発行する郵便はがきの二種類が存在するのが普通である。前者は「官製はがき」あるいは「公社製はがき」と呼ばれるのに対し、後者は「私製はがき」と呼ばれる。アメリカ英語では、官製はがきをpostal card、私製はがきをpost cardと呼ぶが、イギリス英語では両者共にpost cardと呼んでいる。官製はがきの場合、はがきの表面に切手と同じ効力を持つ額面が記載された「料額印面」が印刷されており、これが料金支払済みであることを示す。他方、私製はがきには、そのような印面は印刷されておらず、郵政から料金分の切手を購入し、はがきに貼り付けて料金を支払わねばならない。(右上写真は、1895年のバイエルン王国の郵便はがき。右上の料額印面はNUERNBERGの4月27日の消印で抹消され、左下には、4月28日付けのMUENCHENの到着印が押されている)。
はがき / 端書と葉書 / 官製はがき(公社製はがき)と私製はがき / 無地はがきと絵はがき / 日本の郵便はがき / その他 / 注釈 / 関連項目
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はがきを、「端書」と書くのは、言葉の語源から来た表記方法で、文字通りに、覚え書き・メモ等を、端書きしたためである。端書はまた、葉書とも、羽書とも記し、郵便制度の成立後は、「葉書」という表記が一般になった。葉書と記して「郵便はがき」を普通指すが、「葉書」は当て字であり、「端」の代わりに「葉」を使う理由については諸説があり、よく分からない。「タラヨウ(多羅葉)」...