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このページは「スクリーントーン」についての情報をまとめてみました。皆様のお役に立てれば幸いです。
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■ スクリーントーン:スクリーントーン【種類】

種類


多種多様のスクリーントーンが存在し、模様によって便宜的に数種類に分類・呼称されている。各トーンについている連番については各メーカーが独自に決めており、法則もまちまちであるため、番号を見ただけではどういったトーンなのかわからないし、同種のトーンでも番号が全く異なったりする。初心者が混乱に陥る一因でもある。

アミトーン


細かな水玉模様のトーンを一般にアミトーンという。最も基本的なスクリーントーンと言っていい。模様の種類を表すために、点の密度を表すスクリーン線数|線数(ライン(L)数)と濃度を示すパーセント(%)数が書き込まれており、例えば、60L10%や40L40%などと書かれる。線数とは、1インチあたりの線や点の列数を表す単位で、「ライン/インチ」(line per inch、lpi)を使って表記することもある。濃度とは1インチ四方の黒い印刷部分と余白の面積の比率を言う。60L30%という表記の場合、1インチの幅の中に60個の点があり、1インチ四方中の黒い部分の濃度が30%になるということを表している。 しかし、同じ線数・濃度のトーンでも、メーカーが違うとわずかな印刷の差異があるために、重ねた際に模様に乱れの生じるモアレを起こすことがある。
また、水玉ではなく正方形のドットで構成されている物もある。

グラデトーン


正確には「グラデーショントーン」であるが、冗長であるためそう呼ばれることは少ない。広義のアミトーンの一種であるが、全面均一な濃度で印刷されているアミトーンとは異なり、濃度が階調的に印刷されている。普通濃度は1つの点の大きさを変えることで変化させており、線数は一定のままである。これは重ね貼りの際、モアレを起こさないためである。様々な濃度や階調の度合い、幅を持つ多種多様のものが存在する。細い幅のものは「帯グラ」「こまグラ」「ちまグラ」などと呼ばれたりもする。主に金属表現などに用いるが、画面にメリハリを与え、立体感を出す、現実感が出るなど多彩な効果を生むため、作家によって使い方は多岐にわたる。

多線トーン


ライントーン・万線(まんせん)とも呼ぶ。ドットではなく、櫛の歯のように線を規則的に連続して並べて濃淡を表現している物。また多線トーンでかつグラデトーンなものもある。

砂トーン


砂目とも呼ぶ。皮の表現などによく使われる砂トーンは不規則な形の小さなドットがランダムに配置されることで構成される。濃度パーセントのみが記述されており、アミトーンと違い、モアレを起こさない。砂トーンでかつグラデトーンなものもある。

柄トーン


なんらかの小さなカット・イラスト・模様などが連続して印刷されている物を指す。花柄、キラキラした光を表したものなど非常に多くの種類があり、また日々新しい柄トーンが各社から開発されている。と同時に、人気が無いため絶版になり消えていく柄トーンも多く存在し、描き手の悩みの種の一つにもなっている。

CGトーン


イラストや写真などをコンピュータで網点加工するなどして、印刷した物。技術がないと描画するのが難しい、水・雲・夕日などなどを手軽に原稿上に表現できるが、うまく用いないと違和感を生じる原因にもなる。近年では3次元コンピュータグラフィックス|3DCGによって生成した立体物や街並みなどを印刷した物もあり、それらにはバーチャトーンという俗称もある。

背景トーン


複雑な建物や造形物などが印刷されているトーン。技術が無い者にとって、また作画時間を節約したい時には便利な物だが、作画技術を鍛える機会を自ら捨てているという意味で、諸刃の剣とも言える。また、構図やモチーフのバリエーションに乏しく、画面に違和感を生じることが多い。少し漫画の描き方を知っている者には、容易にこの種のトーンを使っていることを看破される。

効果トーン


本来作家が自ら描画する、集中線・カケアミ・流線など、漫画表現に用いる効果線を印刷してあるトーン全般を指す。主に人の手によって描かれた物だが、なかにはコンピュータグラフィックス|CGによって描かれた物もあり、これらとCGトーンを明確に区別するのは難しい。つけペンに習熟する機会を捨てているという点で、背景トーンと同じく諸刃の剣。

ホワイトトーン


通常のスクリーントーンは透明なフィルムに黒インクで印刷されているが、これは白インクで印刷された物。既に黒インクで描画された絵の上や、比較的濃い通常のトーンの上に貼って用いる。通常のトーンよりも種類は少ない。

転写トーン(転写パターン)


透明なフィルムに裏面から模様が印刷されており、上からこすった部分のみが原稿に転写されるタイプのもの。インスタントレタリングと同じ原理。転写トーンを直接絵の上にあて、仕上がりイメージより少し大きめにトーンヘラなどでこすって転写、はみ出した部分はホワイト修正するかメンディングテープにくっつけて取り除く。こすった時のタッチ跡がそのまま出せるので複雑な形の影などに有用。「イラストテックス」などという名称で複数の会社から販売されている。かつてのレトラセットからは「インスタンテックス」という名前で同様の物が出ていたため、こちらの名称がおなじみの作家も多い。

カラートーン


カラーイラストなどに用いる、有色印刷のスクリーントーン。アミトーンなどは存在せず、均一に様々な色が印刷されているのみである。繊細で扱いが難しく、時間経過や光に晒されることでの退色にも弱く、通常トーンで用いられる削りなどの手法も使いづらい。最近ではパソコンによる着彩及びデータ入稿が浸透してきたため、使用している作家は少なくなり、製品自体も市場から姿を消しつつある。漫画業界では伝統的にカラートーンと呼ばれてはいるが、流通市場ではオーバーレイと呼ぶのが普通である。

コピートーン


製品自体の見た目は、厚めで何も印刷されていない透明のスクリーントーンである。コピー機によって印刷可能なフィルムから出来ており、好みの絵や柄などを印刷して、トーンを自作するためのもの。現在のコピー機の印刷品質を考慮して使用する必要がある。

Quotation:Wikipedia - Article - History  License:GFDL

スクリーントーン / 概要 / 種類 / ブランド(製造各社) / 使用法 / ソフトウェア / その他 / 外部リンク

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