原理と製品の概要
プリントゴッコの原理はインクが原稿フィルムの細かい穴から染み出る「印刷#版式による分類|孔版印刷」で、基本的にはシルクスクリーンを半自動化したものである。原稿をカーボンを含む筆記具で作成して器具に装着し、専用フィルムに密着させて閃光電球|フラッシュランプの熱で熱転写する。感応したカーボン部分だけが透過性を持ったスクリーンとなり、その部分に同製品純正のチューブ式インクを盛り、再び器具に装着して一枚ずつ用紙に押し当てることで印刷する。押圧によってインクを透過させるため、ローラーを必要とせず、印刷は本体のみで完結する。一台で製版と印刷が可能である。
製版に用いるフラッシュランプは、写真用フラッシュバルブの流用であり、ストロボが普及する中需要がなくなっていたフラッシュバルブに再び活躍の場を与えたと言われる。少ない枚数でも安価に自由な印刷ができることもあり、年賀状や暑中(残暑)見舞いを中心にしたメッセージカードの作成器具の代名詞として幅広く用いられた。カーボンブラック|カーボンを含んだ印刷を施して直接原稿に使えるように配慮された素材集も多数出版された。自分で作った版下を用いて自由にインクを配置し、誰でも容易にカラフルな印刷ができることがユーザーの高い支持を受け、全国的に普及して行った。発売当初のものは微細な表現を苦手としたが、細かい均一な網目を持つハイメッシュマスターとそれに対応したインクの開発によって、本格的シルク印刷に近いかなり細かな精度を持つ印刷が可能となり、専用フォトスクリーンの登場で写真の網点製版も実現。インクの色数も増えたことで飛躍的に表現力や応用性が向上し、工夫次第で高度な印刷物を作ることもできるようになった。また、原理的にはフルカラー印刷はできないものの、三原色に分解した網点原稿を3つ重ねて印刷することで擬似的に分版カラー印刷を実現するセットや素材集も発売された。応用製品として、簡易スタンプ作成キットや、布印刷に対応したキットなどもある。
こうして進化を続けた結果、最盛期には年賀状印刷の定番となり、年末になると文具店や量販店に山積みされるほどの人気商品に登りつめた。
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2008年(平成20年)6月30日:販売終了CMキャラクター 製版に用いるフラッシュランプは、写真用フラッシュバルブの流用であり、ストロボが普及する中需要がなくなっていたフラッシュバルブに再び活躍の場を与えたと言われる。少ない枚数でも安価に自由な印刷ができることもあり、年賀状や暑中(残暑)見舞いを中心にしたメッセージカードの作成器具の代名詞として幅広く用いら...