硬度表記
一般に、グラファイト|黒鉛の多く粘土の少ない芯は、軟らかく濃い。黒鉛の少なく粘土の多い芯は、硬く薄い。硬いものは芯が細く、軟らかいものは太い。色の濃さは気温の影響を受け、同じ硬度でも夏期には濃く、冬期には薄くなる。硬度表記を考案したのは18世紀末のニコラ・ジャック・コンテである。当初、コンテは、芯の硬さに番号をつけ、一番硬いものを1とし、軟らかくなるにつれて番号を増やして表したが、この方式は普及しなかった。HとBの記号を最初に使った鉛筆製造業者は、19世紀初めのブルックマン(Brookman)である。Bより濃いもの、Hより薄いものは、当初BBやHHと表したり、2Bや2Hと表した。HBはのちにHとBの中間として使われはじめた。Fはさらにその後にHBとHの間を表す記号として考案された。1830年代末までには、BBからHHHまでのHBとFを含む7種類の鉛筆を作る業者が出現した。濃さの表記は当初はさまざまな表記があり混乱したが、現在はほぼこの形に落ち着いている。なお、HはHard、BはBlack、FはFirm(しっかりした)を意味している。
アメリカ合衆国での表記
アメリカ合衆国では、硬さを番号で付けている。ただし、コンテ(:en::Cont?|Cont?)とは番号の付け方が逆である。対応表は以下のとおり。
#1 = B
#2 = HB - 最もよく使われる。
#2 1/2 = F - 2-4/8, 2.5, 2 5/10と表されることもある。
#3 = H
#4 = 2H* Fの表記方法に混乱があるのは、2 1/2という表記法が商標登録されていることに由来する。 日本での表記
1942年から45年ごろまでの極めて短い期間、日本では、ローマ字による硬度表記が禁じられた。この時期の表記と現在の表記の対応表は以下のとおり。* 二軟 = 2B
一軟 = B
中庸 = HB
一硬 = H
二硬 = 2H現在では日本工業規格|JISが芯の硬さの種類を表す記号を定めており、軟らかい方から順に6B, 5B, 4B, 3B, 2B, B, HB, F, H, 2H, 3H, 4H, 5H, 6H, 7H, 8H, 9Hの17種類が存在する。 ヨーロッパでの表記
ヨーロッパでは硬さを10B〜9Hに区分する。また実際の硬さもJISとは異なる。
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