作品の傾向
内容
作品内容は、SFマンガの中でもかなり難解であると言われている。読者の側にある程度の予備知識を前提としており、設定の説明が丁寧になされているわけではない。漫画表現としても独特なコマ割りや、テンポを重視して説明的なカットを省いた展開などの特徴があり、分かりやすいとは言いがたい。読者の側が、それぞれのコマの描写を見て直接描かれていない(推察・予備知識を要する)設定を見いだし、作品世界を考察しないと内容についていけなくなる事態も起こりうる。漫画とはいえ作品中の解説・台詞の文字数が非常に多く、登場人物の台詞の内容も難解である点は、ハードSF作品を強くイメージさせる。各々の作品は世界観が細かく設定されており、また漫画作品ではページ欄外に手書きの注釈文があるのが大きな特徴の一つにあげられよう。作品によっては文章と絵の比率を逆転させ、自ら挿絵を描くハードSF作家を目指したかのような物も発表している(『NEURO HARD』ほか)。映画化されると監督・脚本家らなどの好みもあって徹底したシリアス・ハード路線になることが多いようだが、原作ではけっこうコミカルだったりギャグだったり、登場人物が各々人間臭く行動する様子まで緻密に描写されている。ただ妥協の無いメカ描写・ハードSF路線は漫画という媒体により、時間的制約のあるアニメ作品では語り切れない部分まで言及されており、士郎の造詣の深さが伺われる。
絵柄
絵は緻密で高密度な書き込みを特徴とし、主線や遠近の描き分けによる詳細な空間描写が目を引く。各作品には斬新かつ特徴的なメカ(機械類:ロボットやサイボーグ・ガジェットなど)たちが登場する。これらの機械も基本的に士郎の工学的知識や戦術思想に基づきつつも、発想力豊かなデザインとなっており、『アップルシード』におけるランドメイトは市街戦における近接戦闘(CQB)を想定した設計となっている。なお作中でモブ(群集)シーンが多用される傾向が見られる。これらの群集に含まれる各々の人物は、ストーリーにはまったく関係が無いが、それぞれが自分の人生を生きているであろう様子まで描写されており、これが絵の物理的遠近感のみならず、時系列的・世界観的奥行きをも表現している。このモブシーンでは、しばしば有名な実写映画・小説・物語などのパロディや、作者自身の作品パロディも含まれる。その士郎の自画像であるが、作中や巻末において本人の自画像は太い眉毛を持ったタコ(本人曰くタコ型)のようなイラストで表現されることが多く、また脇役でストーリーにまったく無関係にしばしば登場する。アシスタント集団も背景の群集にしばしば紛れ込んでいる(寡作であるので近年ではアシスタントはあまりつかわない)。
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EX MACHINA|EX MACHINA -エクスマキナ-(原作・設定協力) ファイアーエムブレム_暗黒竜と光の剣|ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣(キャラクターイメージイラスト) 大学時代に漫画研究団体『アトラス』に所属、メンバーに星野之宣、ぴゅあ(漫画家)、伊藤浩二(アニメーター)などがいる。この頃から漫画を描き始め、80年代初頭の在学中に...