作風・スタイル
鎧やドレスなどに加えロックスターのようなモノトーンの服装や、当時はやりの兆しを見せていたクロムハーツ等のシルバーアクセサリーが取り入れられている。初のディレクター作品である『キングダムハーツ』が、全世界で500万本以上の大ヒットを記録。沢山の賞を受賞する中、自身もこの作品での功績により、2002年度の「Game Developers Choice Awards」にてExcellence In Visual Arts賞を受賞した。2006年4月には、「ファミ通アワード」にて前作に続いて、ディレクターを務めた『キングダムハーツII』が大賞を受賞し、自身も最優秀クリエイターに選ばれた。彼の仕事は、ゲーム制作に止まらず、ゲーム関連グッズのデザインや監修にも関わっている。2006年末、キングダムハーツシリーズは世界総出荷本数が1000万を越える大ヒットを記録した。『ファイナルファンタジーVII解体真書』(エンターブレイン(当時はアスキー)刊)のインタビューにて、「エアリス殺しましょう、ティファ出しましょう」という発言をしたとされているが、ゲーム情報誌『ゲームウォーカー』の連載コラム「野村哲也の俺風味 ぶらりスクウェア紀行」によると、この表現は編集側の意訳であり、本人の意図した発言ではないという。また2000年発行のインタビュー集『ゲーム・マエストロ』には、「FF開発陣のヒール(悪役)に徹しようと思っている」という発言もあり、一部ファンとの対立を自覚している面を見せた。RPGデザイナーでは珍しく、他のクリエイターのように既存のファンタジー作品のバックホーンをあまり引用しない(例えば同社のドラゴンクエストシリーズなら近年は中世イタリア衣装の引用が目立つ)作風が特徴的。また、設定画のキャラクターに漢字交じりの日本語文のマーキングをつけることが多く、「常連」(FF7・ベヒーモス)、「ラスボス魂」(FF7・リバース・セフィロス)、「一刀両断」(FF7・クラウドの武器)等が知られている。右利き。絵を描く時に邪魔になるので右手にはブレスレットや指輪等のアクセサリー類はいつも何もつけない。現在では絵を描く際に専門的な画材は使わず、シャープペンシルで自由帳サイズの紙にそのまま書いた物をスキャンしCGで彩色している。そのためかキャラクターの主線が近年はやや太めに書かれる事が多い。イラストレーターとしてはあまりに簡素な設備といえるが、同じスクウェアの植松伸夫が高度な音楽器具を使わず、メロディの作曲が最低限できれば十分と考えているように、ゲーム黎明期からの職人独自のワークスタイルがあると推測される。(双方とも実際に商品化される際にはCGや打ち込みの専門家によるクリンナップが入るため)近年ではディレクターを担当する事が多く、ヴェネチア映画祭に招待された『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の影響もあり、『ファイナルファンタジーXIII』の仕掛け人に「野村哲也監督」という呼称でめざましテレビ|テレビで報道された。
野村哲也 / 略歴 / 作風・スタイル / 人物 / ディレクター作品 / キャラクターデザイン作品 / アニメーション参加作品 / 制作参加作品詳細 / ゲーム雑誌以外のインタビュー掲載書籍など / 脚注 / 外部リンク
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